婚約指輪を選び際、特別なこだわりがなければ、ダイヤモンドのカットは、ほとんどがラウンドブリリアントカットです。
どうしてでしょうか?
ジュエリーに使われているカット・ポリッシュされたダイヤモンドの多くは、無色から黄色みのものです。
ダイヤモンドの輝きの魅力は、ダイヤモンドに入った白色光が、ダイヤモンド内部で屈折反射を繰り返し、白色光を構成する各々のスペクトルに分解され七色に光り輝くことです。
無色ゆえに研磨によって、別の宝石のように表情が変わるのが魅力ですね。
その効果がもっとも表れるのがラウンドブリリアントカットです。
今日は、ダイヤモンドのカットの代名詞とも言われ、婚約指輪のほとんどを占めるラウンドブリリアントカットについてお話しします。
ダイヤモンドの婚約指輪 なぜラウンドブリリアントカットなのか?
ダイヤモンドはその硬さゆえに発見されてから何世紀にもわたって、研磨できませんでした。
14世紀になって表面に三角の面をつけたローズカットが生まれ、パビリオンとクラウンを持つブリリアントカットが完成したのは18世紀初めになってからのことです。
ブリリアントカットは、光をつかまえて輝きを存分に発揮させる画期的なものでした。
18~19世紀のオールドクッションシェイプブリリアントカットから、20世紀にはモダンブリリアントに進化し、現在のブリリアントカットに至っています。
このダイヤモンドのカットの進化により、ダイヤモンドは宝石市場のシェアの70%を占めるまでになったのです。
ダイヤモンドの婚約指輪 ブリリアントカットとステップカット
ダイヤモンドのカットは、ブリリアントカットとステップカットに大別されます。
ブリリアントカットは稜線がガードルに交わり「外に発する強い輝き」を示します。
種類ととしては、ラウンド、ペアシェイプ、マーキス、オーバル、ハートシェイプ、プリンセスがあります。

ステップカットは、稜線が階段状につけられて「内に秘める強い輝き」を発揮します。
種類としては、エメラルドカット、バゲット、スクエア、テーパーがあります。

研磨の際、丸味を帯びた原石はラウンドやペアシェイプに、直線的な外周の原石は、ステップカットにして目減りを最小限にしています。
無色透明のダイヤモンドに輝きを与え、分散光を引き出し、キラキラときらめかせることに成功したのが、ブリリアントカットとステップカットなのですね。
ダイヤモンドの婚約指輪 ラウンドブリリアントカットは定番
ブリリアントカットは、18世紀初頭に考案された、光をつかまえてダイヤモンドの美しさを最大限に引き出すことができる画期的なカットです。
クラウン32面、パビリオン24面にテーブルとキュレットと計58面に研磨します。
20世紀になると、真円のラウンドに整えることが可能になり、反射や屈折率を数学的に明らかにし、ファセット面の角度を最適化したのが現在のラウンドブリリアントカットです。
僕の経験では、ダイヤモンドのディスパージョン(分散光)はサイズが大きくなるにつれ強まるように感じます。だから大きさを重視した方が良いと思います。
まとめ
原石をブリリアントカットに研磨する目的は、研磨により形を整え、輝きと分散光を得るためです。
だから、ラウンドブリリアントカットのダイヤモンド婚約指輪を購入する際は、
いろんな角度から見るようにしてください。
その中で総合的に輝きの良いものを購入してください。

