ある男性からのご相談です。
その相談の内容は、婚約者にダイヤモンドの婚約指輪を贈ろうと考えているが、
鑑定書はGIA付きが良いのかどうか、
GIA付きでない場合、日本の鑑定機関は信用できるのか?
と悩まれているそうです。
それについてそのお悩みにお答えしたいと思います。
ダイヤモンド グレードの選び方 GIA基準の鑑定書
GIAは、「Gemological Institute Of America」の略で、日本では、米国宝石学会と訳されて、通称となっています。
GIAは、カリフォルニア州のカールスバッドに本校を構える世界的な宝石学教育機関と鑑別・鑑定機関、更に鑑定に関する研究を行っている研究機関です。
ここで宝石学を学び修了すると、GIA-GG米国宝石学会の宝石鑑定士の称号を得ることができます。
ちなみに僕は30年前に取得しています。
さて、よく鑑定書といいますが、鑑定書というとそのダイヤモンドが持つ価値まで保証するというニュアンスが含まれるので、鑑定機関の人や、正確さを重んずるジュエリー業界の人は、グレーディングレポートという言い方をします。
これは、品質を説明するもので、価値を保証するものではないということです。
つまりダイヤモンドのグレーディングレポートは、その品質を説明する物差しなのです。
そして、その物差しを最初に作って普及させたのがGIAなのです。

※グレーディンレポートの見本
ダイヤモンド グレードの選び方 日本の宝石鑑別機関
日本には、宝石鑑別団体協議会(AGL)という機関があり、ほとんどの宝石鑑別機関は、こちらの登録されています。
そして、AGLに登録している宝石鑑別機関は、GIA基準で、ダイヤモンドのグレーディングを行っています。
もし、問題のあるグレーディングを行ったと消費者などから報告があると調査の上、除名されることもあります。除名されれば、業界内で営業を続けることは出来ません。
だから、日本の宝石鑑別機関は、GIA基準を遵守しています。
つまり、GIAも、日本の宝石鑑別機関もどちらも信用できます。
ダイヤモンド グレードの選び方 鑑定書は信用できますか?
さて、相談者の男性には、悩みの根本部分についてお話しします。
これは意外と勘違いされている方が多いようです。
ダイヤモンドの価値は、そのダイヤモンド自体にあるので、
グレーディングレポートに記載されているグレードにある訳ではありません。
グレーディングレポートに記載される4Cのグレードは、各鑑別機関が、GIAの物差しで、測ったら、こんなグレードでした、という報告書に過ぎないのです。
だから、本当に自社のダイヤモンドジュエリーに自信があれば、外部の宝石鑑別所のグレーディングレポートなど付けないで、自社の品質保証書だけで十分なのです。
実際、某有名ジュエリーショップでは、自社の品質保証書だけという会社もあります。
僕も25年前、妻にダイヤモンドの婚約指輪を贈った時、グレーディングレポートは付けませんでした。当然ですよね。自分が自信を持って贈ったのですから。
まとめ
普段、ジュエリーやダイヤモンドに全く無縁な男性が、いざ、婚約にあたりダイヤモンドの婚約指輪の購入を考え、にわかにダイヤモンドの勉強を始めることは僕は良いと思います。少しでもダイヤモンドを知ってもらうことは嬉しいことでもあります。
でも、あまりにもグレード、とりわけ鑑定書なるものに頼ると本末転倒とも言えます。
それより、信頼できるショップ、信頼できる販売員との出会い、が大切かと思います。
では、どんなショップ、販売員が信頼できるか、このブログで改めてお知らせして行きます。

