ダイヤモンド 選び方 婚約指輪のカラーはどうしてFカラー以上?

ダイヤモンドの4C

ダイヤモンドの価格は、4Cに対応して決められ、

グレードが1ランク変わる毎に、価格が違ってきます。

 

では、この価格が変わるからと言って、

ダイヤモンドの4つのC、

カラット、カラー、クラリティー、カットに大きな違いがあるか?というと

 

えっ!?と思うほど大きな違いはありません。

 

ただこれは主観の問題ですから、

いやいや違うものは違うでしょう、という人もいるでしょう。

 

さて、今日はどうして日本の婚約指輪は、

D・E・Fカラーが主流で、Gカラー以下は人気がないのでしょうか

ということを考えてみたと思います。

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ダイヤモンドの選び方 婚約指輪はFカラー以上が主流

統計を取ったわけではないですが、

 

婚約指輪用のダイヤモンド・ルースを供給していた立場からいいますと、

婚約指輪用のダイヤモンドのカラーは、圧倒的にFカラー以上です。

 

G・Hカラーになると一気に需要は減り、Iカラー以下はほぼ皆無でした。

 

日本で、婚約の時にダイヤモンドの指輪を

贈ろうという習慣が定着したのは、70年代以降とだと思います。

 

これは、ダイヤモンド・ルースの供給先のデビアスが、

J・W・トンプソンを使って展開したキャンペーンに

負うところが大きいでしょう。

 

このキャンペーンが功を奏し、現在では下がったと言われていますが、約58%のカップルが婚約の時にダイヤモンドの指輪を贈っています。

 

さて、ここで問題です。

 

デビアスは、ダイヤモンドの婚約指輪の普及に貢献しましたが、
ダイヤモンドのグレードに関してもキャンペーンをしたのでしょうか?

 

例えば、婚約指輪は、F VS2以上がおすすめです、

なんてキャンペーンをしたのでしょうか?

 

多分そんなことはしていないと思います。

 

なぜなら、デビアスは原石の供給先で、

ダイヤモンド全体の販売量増やすことが目的です。

わざわざグレードを絞って、

供給量を抑制するような動きはしないと思うからです。

ダイヤモンドの選び方 婚約指輪にはFカラー以上になった理由

僕が業界に入った80年代前半には、

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取引されるダイヤモンドはすでにHカラー以上、

と決まっていました。

 

むしろIカラー以下は、ダイヤモンドにはあらず位の扱いでした。

 

当時新入社員の僕は、上司や先輩どうしてHカラー以上なんですか?
という質問をすることすら気付かないほど、Hカラー以上でした。

 

これは僕の推測ですが、
D、E、Fカラーが「無色」、G~Jカラーが「ほぼ無色」ですから

小売りの現場では、

「こちらは無色です」
「こちらは無傷です」

というのがセールストークが、経験のない販売員でも言えるからです。

ベテランなら、4つのCの説明をきちんとして、

同じ予算なら、カラー、クラリティーの品質を少し下げて、

大きなダイヤモンドがいいですよ、という切り返しも出来るでしょうが。



ダイヤモンドの選び方 婚約指輪だから無キズ、無色

結婚式の衣装は、純白、無垢というイメージです。

だから婚約指輪にも無キズや無色が求められたのかもしれません。

そこから小売りの現場から、

Fカラー以上、VS以上のダイヤモンドを納品してほしいと

注文が入るようになったのです。

 

70年代は、現在のように

ブライダルジュエリー専門店も少なかったと思われるので、

力のある百貨店などが

婚約指輪は、Fカラー以上、VS以上と言い出すと、

業界はそれにならえになったのかもしれません。

まとめ

僕の結論は、ダイヤモンドのカラーをFカラー中心に絞ったのは、

婚約指輪が一般化しだした70年代に、力のあった大手百貨店などを

中心とする宝石店だと考えます。

 

小売りの現場が、婚約指輪という特別な時の贈り物を

結婚のイメージである、純白、無垢に合わせて、

無キズ、無色のダイヤモンドを求めたため、

ダイヤモンドの輸入卸の業者は、Fカラー以上を納品することを求められたのです。

 

しかし、その後日本のダイヤモンド業者を取り巻く世界は、

自らが自らの首を絞め、撤退やビジネスを止めるという

選択を迫れたれようなってしまったのです。



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