ダイヤモンドにまつわる伝説が、古今東西に数々あります。
その話が、奇妙であればあるほど、
恐ろしければ恐ろしいほど、
美しければ美しいほど、
人々のダイヤモンドに寄せる思いの深さ、情熱が感じられます。
特に「ダイヤモンドの谷」伝説は、バリエーションも豊富で、
魅力的なものが、いくつもあります。
今晩は、英雄アレキサンダー大王にかかわるお話です。
『ダイヤモンドの谷』伝説 英雄アレキサンダー大王のお話
『ダイヤモンドの谷』伝説には、
魅力的なバリエーションがいくつもあります。
その中でも、英雄アレキサンダー大王の
勇気と知恵を讃えたお話をご紹介します。
紀元前327年、アレキサンダー大王が
インド侵略を試みたときのお話です。

バクトリア王国(現在のアフガニスタン辺り)を
征服したアレキサンダー大王は、
その勢いに乗って、ソジアナ(現在のウズベキスタンの古都サマルカンド辺り)を
通り過ぎ、インドへと向かいました。
しかし、国境付近で勇敢な山岳民族の抵抗にあい、
一行は進軍をあきらめて、インダス川を下って行きました。
『ダイヤモンドの谷』伝説 スキタイの砂漠の谷間っどこ
さて、アレキサンダー大王はこの進軍の時、
ダイヤモンドの谷間を訪れたと言われています。
伝説ですししかもスキタイと言う広範囲な遊牧民族の伝えですから
今一つ、『ダイヤモンドの谷』の位置がわかりませんが、
アレキサンダー大王の進軍経路から考えると
現在のパキスタンの北部、イスラマバードと
サマルカンドの中間にヒンズークシ山脈があり、
その山脈がインダス川の水源と思われることから、

広範囲ですが、『ダイヤモンドの谷』は、
丸印に中にあるのではないでしょうか?
現在のサマルカンド(ウズベキスタン)カブール(アフガニスタン)、
ペシャワル(パキスタン)を結ぶ辺りではないか、と想像できます。
『ダイヤモンドの谷』谷底に降りたアレキサンダー大王
アレキサンダー大王は、『ダイヤモンドの谷』を訪れて、
勇敢にも谷底にたどり着きました。
しかし、そこにはなんと不気味にとぐろを巻いた
無数の蛇がいるではないですか!

しかもこの蛇に睨まれると、人間の命はその瞬間に吹っ飛んでしまします。
どうしたものか!
アレキサンダー大王は、考えました。
そして良い手を思いついたのです。
最後に
アレキサンダー大王は、大きな鏡を用意して
その鏡を蛇たちに見せつけたのです。
蛇たちは、一瞬、鏡の中の自分の目を見つめ、
あっという間に硬直して、死んでしまったのです。
アレキサンダー大王は、蛇が死んだあと、
ダイヤモンドを集めるだけで良かったのでした。

