政府の統計によるとここ数年毎年、約22万~23万件のカップルが離婚しています。結婚するカップルが約60数万件なので約1/3のカップルが離婚していることになります。
ジュエリー業界の人間としては、離婚した後の婚約指輪や結婚指輪の末路に気になります。ある業界誌が離婚したカップルの婚約指輪と結婚指輪のその後行方に関してアンケート調査をしています。
その調査結果にコメントして行きたいと思います。
日本の離婚率の傾向
日本の離婚率も上昇しているようで、3組に1組が離婚していると言われますが、これには多少説明が必要です。
厚生労働省の発表した2015年に数字を見ると、
婚姻件数は635,156件(約63万5千件)で離婚件数は226,215件(約22万6千件)で、離婚件数は婚姻件数の約1/3です。
しかし、これは単に同年の婚姻件数と離婚件数を対比させただけです。
同データによると人口1,000人当たりの離婚率は、1.81となっていて、
1,000人当たり1.81人が離婚しているという計算になります。
ちなみにG8に加盟している国の離婚率を比較すると以下になり、
日本は、イタリアに次いで低い比率です。
第1位 ロシア 4.7
第2位 アメリカ 2.8
第3位 ドイツ 2.3
第4位 イギリス 2.1
第4位 フランス 2.1
第6位 日本 1.8
第7位 イタリア 0.9
※ カナダは国連のデータになし
また、離婚率は2002年2.30をピークに下降気味で近年は1.70台から1.80台で推移しているので増加しているいうのは、全体的には間違いで先進国中では低めに安定しているということが言えます。
ただし、年齢別でみると35歳から39歳の離婚率が高く、現在の晩婚化から考えて結婚10年未満で離婚するケースが比較的多いようです。
でもこの年代ならまだ再婚してやり直せる年代もあるので、今日は離婚した時の婚約指輪、結婚指について考えてみたいと思います。
婚約指輪 離婚後の末路
さて、離婚後の婚約指輪の行方ですが、面白い統計があります。
ジュエリーの専門誌のジャパンプレシャスの調査(2012年)によると、こんな統計が出ています。
1位:売った 31%
2位:返した 24%
2位:捨てた 24%
4位:まだ持っている 21%
売るというのは現実的ですね。
ダイヤモンドの一つ石のプラチナ枠なら買取店に持って行っても
それなりの金額になると思います。
特、0.5ct以上で、Fカラー、VS以上でエクセレント・カットならそこそこにはなるんではないでしょうか?
なお、数年前の調査よりも「売った」と答えた方が多いのは、金・プラチナ買取、ダイヤモンド買取が浸透して来ているからとも考えられます。
むしろ気になったのは、なんと1/4の方が捨てた、と答えていることです。これは心のけじめを着けると考えられます。
持っているという人にも注目です。
これはもしかして売るよりも現実的だとも考えられます。
中石のダイヤモンドだけ使って、リフォームすれば、見た目は全く違うジュエリー生まれ変わからです。リフォームすれば抵抗は少ないのかもしれませんね。
結婚指輪 離婚後の末路
結婚指輪についても離婚後の行方についての統計があります。
1位:売った 27%
2位:捨てた 24%
3位:持っている 22%
4位:返した 19%
5位:リフォームした 2%
その他、6%あり
結婚指輪も売った人が一番多かったです。地金買取ショップも市中に増え、また百貨店でも盛んに買取フェアを開催しているので、気軽に売れる環境になってきたのでしょう。
捨てるという人が、婚約指輪同様、約1/4の人がいます。
気持ちはわからないではありませんが、プラチナなどは貴重な資源ですので、特別なことがなければ、売却する事をおすすめします。
なお、その他の中では無くしたという回答が一番多かったです。
まとめ
離婚した後は、婚約指輪や結婚指輪を売ると答えた人が、一多かったです。これは昨今の金・プラチナ買取業者が市中に増えたことと、有名百貨店でも買取フェアを開催するなど、買取りに対する抵抗も少なくなってきた結果と思われます。
逆に、捨てるという方が、1/4もいて驚きました。
心のけじめを着けたいと思うからでしょうが、素材が金やプラチナなら売ることをおすすめします。
まだ持っているいう人も約20%いますが、未練がないなら売却か中石がある程度の大きさなら、全く違うデザインにリフォームされることをおすすめします。

