こんにちは、
ともやんです。
僕は、サラリーマン時代、ジュエリーの製作から販売まで手掛ける、
大手宝飾会社に37年間勤めていました。
しかも幸いにも入社以来、約20年間に渡ってダイヤモンド取引に従事することが出来て、ダイヤモンドに関しては十分知っているつもりです。
一時期は、日本で一番ブライダル用のダイヤモンドを取り扱っているいう自負がありました。
入社した時から20年間は、ダイヤモンド裸石(研磨済みダイヤモンド)の輸入卸の部門にいました。その期間は約15年に渡って海外買い付けも担当していました。
通算約60回以上、海外買い付けに出ました。

※イスラエル、テルアビブの海岸
また、勤めていた会社が保税蔵置場(通関前の商品を検品など出来る場所。税関の認可が必要)を所有していたので、後半は海外までわざわざ行かなくても、ダイヤモンドサプライヤーから商品を送らせ、検品ベースで仕入れいていました。
さてネットの相談コーナーなどでダイヤモンドの選び方について相談が寄せられています。
相談自体は、もっともだなと思うのですが、回答にはなかなか納得がいくものが少ないような気がします。
そこでこのブログでダイヤモンドの選び方を発信して、
少しでも、選ぶ時の参考になれば、ということで立ち上げました。
ダイヤモンドの選び方 バイヤー目線
僕が買い付けに行っていた場所は、ベルギーのアントワープ、イスラエルのテルアビブ、
そしてロシアのモスクワでした。その他、ニューヨーク、インドのムンバイ、香港、タイのバンコックにも行っていました。

※モスクワには、旧ソ連時代から10数回行きました。
僕が主に買い付けしていた内容は、
0.20ct~1.00ctで、主にブライダル用、一般ジュエリー用で、グレードはカラーが、H以上、クラリティはSI以上が多かったです。
製品になって販売される価格は、10万円から100万円くらいでした。
さて、買い付けに行っていて僕にはひとつ憂鬱なことがありました。
それは自分が綺麗だ、美しいというダイヤモンドが買えないということだったのです。
つまり、日本国内でのダイヤモンド取引は、4C重視ということです。
なぜなら、ダイヤモンドを輸入してジュエリーメーカーや大手小売店に卸すとき、
各サイズ、グレードに対して、いくらという相場があり、その相場により卸価格がある程度決まってしまうためです。
だから、バイヤーとしてどんなに輝きが良いダイヤモンドと言えども、
4Cに対しての価格が高ければ、国内で卸せなかったのです。
往々にして輝きの良いダイヤモンドは、4C比較では高いです。
ダイヤモンドの選び方 4Cにこだわり過ぎない
4C(カラー、クラリティ、カット、カラット)は、ダイヤモンドのグレードを説明するためのもので、価格を決めるものではありません。
しかし、国内の卸、小売りの現場、そして消費者までも、グレード=価格と考えていて、
同じグレードなら少しでも安く買おうとします。
その行為は間違いではないのですが、大事なことが抜けています。
それは輝きのチェックです。

ここで勘違いが多いのは、4Cの中でも特にカラーやクラリティーに拘り過ぎないことです。
ダイヤモンドのカラーでは、Dカラーが無色透明でもっとも価値が高いとされています。
しかし、Dカラーに拘り過ぎると、同じ予算ならどうしても大きさが小さくなります。
ハッキリ言って、ダイヤモンド指輪を付けて行き、他人がそこに輝く指輪のグレードが分かる人は誰もいません。
これはクラリティーについても言えることです。
個人的には、婚約指輪なら、H SI1以上で、肉眼で見て輝くダイヤモンドを選ぶべきです。
ダイヤモンドの選び方 ダイヤモンドの命は輝き
忘れてはいけないのは、ダイヤモンドの命は輝きなのです。
そして輝きにもっとも影響を与えるのは、そのダイヤモンド自体が持っている質(たち)とカットです。
業界では、輝きの良いダイヤモンドを質(たち)がいいね、と言います。
これは原石の生成時からのもので、だから質の良いダイヤモンドをエクセレントカットにするのが最強なのです。
※ただし、エクセレントカットが最も輝くかどうかには疑問が残ります。


左がエクセレントカット 右は普通のグッドカット
もし4Cに拘るなら、カラットとカットです。
同じ予算なら、出来るだけ大きく輝きのあるダイヤモンドを選んでください。
ショップによって値付けが違いますが、カラーとクラリティーに拘って、0.25ct D VVSクラスにするよりも、0.40ct H SI1のエクセレントカットにした方が良いと思います。
ただ残念ながら、ブライダル専門のショップでは、逆に置いていないケースも多く、そうなれば、G VSクラスあたりが狙い目かなと思います。
まとめ
ダイヤモンドを選ぶ時は、必ず自分の目の輝きをチェックしましょう。
ただ、お店通し同士での比較は困難なので、せめて候補を何個かに絞って、
肉眼で輝きをチェックしてください。
これは感覚的なことですが、自分の目で輝くダイヤモンドを選んでください。
例え、選んだダイヤモンドが、選ばなかったダイヤモンドよりグレードが下でも、
輝きが良いことが一番です。

