僕は25才から45才までの約20年間、ダイヤモンド・ルースの輸入卸の仕事をしていました。
仕事の内容を簡単にいうと、海外のダイヤモンド・ルースが集まる市場に買付に行き、それを輸入して、国内のジュエリー・メーカー、ジュエリーの卸問屋、時には小売店に販売する仕事です。
よく面白そうな仕事ですね、なんて言われたこともありますが、しっかり利益を出すのは大変なことで、それは現在、ダイヤモンドの輸入卸だけで成り立っている会社はほとんどないことからもわかります。

※ダイヤモンドをみる時の必需品
しかも、1990年前後のバブル経済の頃、ダイヤモンド輸入事業は儲かると錯覚した総合商社などの大手資本が参入しましたが、皆さん、大損して撤退されました。
ダイヤモンド・ルースのビジネスは、なかなか難しいビジネスでした。
ダイヤモンドの大きさに後悔
もう6年ほど前のことですが、読売新聞のWEB版で、彼から贈られたダイヤモンドの大きさに悩む女性の話を載っていました。
その記事に対していろいろ意見が寄せられていましたが、
最終的にはそのカップルがどうしたかはわかりません。
その記事の話を簡単に説明します。
・結婚を約束した彼からティファニーで購入したという0.18ctのダイヤモンドの指輪を贈ってもらいとても嬉しかった。
・しかし、同時期で婚約した友人たちのダイヤモンドは、0.40ctだったり、中には1ctくらいの大きさのものをもらった女性もいた。
・それでも彼女は、彼が精一杯頑張ってその指輪を購入して贈ってくれたことが嬉しかった。
・ところが彼の方が、友人たちにダイヤモンドの大きさで劣等感を持つようになった。
・そんな彼を見ているとその女性ももっと大きいダイヤモンドの方が良かったのではと思うようになり、ティファニーに相談して大きいものと交換した方がいいですか?
というような記事でした。
婚約指輪を贈る、贈られる意味
そもそも婚約指輪を贈るという行為は、文字通り結婚する証のために贈るので、決して大きさやグレードを競い合うものではありません。
しかも結納という儀式もありますから、別にダイヤモンドの婚約指輪でなくていいのです。
実際、約4割のカップルは、婚約指輪を贈らず、結婚指輪だけにしていますし、それさえも交換していないカップルもいます。
つまり婚約指輪は婚約の証のためですので、それがなくていい場合は贈る必要もないし、ましてや予算は人それぞれで、そうなれば大きさもグレードも自分たちが出来る範囲でいいのです。
だから人と比べるものでもありません。
ましてや見栄で買うものでもないですよね。
翻って先の女性の悩みは、悩むことではなく、
女性は、「貴方が選んでものだから大切にします」と言えば済むことだし、
男性も、「今は、小さいダイヤモンドしか買えないけど、頑張って働いて、10年後にはもっと大きなダイヤモンドを買ってあげるね」と言えば済んだことだと思います。
婚約指輪を贈る、贈られるはその行為が尊いので、大きさはさほど重要ではありません。
婚約指輪に相応しいダイヤモンドの大きさ
前の章で、婚約指輪はダイヤモンドの大きさは大きな問題ではない、
それを贈る行為が尊いのだ、と言っておきながら、婚約指輪に相応しいダイヤモンドの大きさについてお話しします。
せっかく買うなら、ダイヤモンドの大きさについては、優先した方がいいですね。
僕の持論は、同じ予算ならある程度の大きさと輝きが大事と買ってくれた友人たちに言ったものです。
20代から30代半ばに掛けて、僕の友人たちは、ほとんど僕を通じて、婚約指輪を購入してくれました。僕が勤める会社の紹介システムで10%ほど安く購入できるからでもあり、僕に気軽に相談できるからだったと思います。
僕は、友人たちから婚約指輪の話を聞くと必ず言ったのは、
同じ予算ならある程度の大きさと輝きがある指輪を選んでね。
と言ったものです。
まとめ
婚約指輪の大きさは、予算のなかで大きさと輝きを重視しましょう。
自分で楽しむときも、周囲から見られるときも大きさが大切です。
具体的には、カラーはH以上、クラリティーはSI1以上、カットはVG(Very Good)
以上が婚約指輪のダイヤモンドに相応しいと思いますよ。
そうなれば自ずと大きさが決めっていますね。
最後に、婚約指輪は大きさを競うものではありません。
男性諸氏には、自分の等身大の予算で購入されることをおすすめします

