こんばんは、
ダイヤモンド・バイヤーのこめまるです。
最も硬いダイヤモンドは何によって研磨するのか?
という命題への答えを探すには長い、長い時間がかかりました。
ダイヤモンドが発見されてから、なんと約2,000年後の
15世紀半ばになってようやくベルギー人、ベルケムによって
研磨方法が発見されたのです。
その方法というのは、ダイヤモンドが方向によって硬さが異なるので、
その最も硬い方向のダイヤモンドを使い、
それより軟らかい方向から削っていくというものでした。
ダイヤモンド婚約指輪 原石から完成品までの工程
次に、ダイヤモンドの原石から、
カットされた完成品にまで仕上げられる工程を整理してみましょう。
最初に原石をよく観察し、どのように研磨しカットするかを決定し、
原石の表面に、印をつけます。
この作業をマーキングと呼びます。
このマーキングの良し悪しによって、研磨工場の収益が
左右されるといわれるほど大切な作業です。
ダイヤモンド婚約指輪 ダイヤモンドを切断はソーイング

普通1個の原石を2分割するために
ダイヤモンドを切断する作業をソーイングと言います。
ソーイングには、直径7.5~12.5cm、厚さ0.075~0.15mmの燐青銅板に、オリーブ油または、ひまし油にダイヤモンドの粉末を混ぜたペーストをローラーで圧入し、毎分5,000~7,000回転(rpm)で行います。
1カラット原石を切断するのに要する時間は2~4時間です。
また、クリービング(劈開作業)と呼ばれる、原石の形状や品質によっては、原石を意図的に割ることも行われます。
最近ではレーザーによってダイヤモンドを切断する方法も用いられています。
ダイヤモンド婚約指輪 ソーイングとクリービング

ソーイングやクリービングによって形を整えたダイヤモンドは、
次いでガードリングあるいはブルーティングと呼ばれる作業に入ります。
これはダイヤモンドの外縁を丸くすることで、
ダイヤモンドどうしを擦り合わせることによって行われます。
最近ではこの作業用に開発された特殊な工具も使われています。
この作業を粗雑に行うと、ダイヤモンドの周囲(ガードル部と呼ばれる)に
細かい割れ(劈開)が生じてしまい、
ダイヤモンドの価値を下げてしまうので、慎重な作業が求められます。
仕上げ
最後に、ダイヤモンドをドップと呼ばれる特別に開発された器具に固定し、毎分2,800~3,200回転(rpm)の特殊鋳鉄製円盤(スカイフ)上に研磨材としてのダイヤモンド粉末をひまし油に混ぜて研磨が行われる。

このファセッティングと呼ばれる作業は、最初に16個の平らな面(ファセット)をつけることから始められます。
そして、さらにその面の数を58面まで増やしたものが、ブリリアントカットと呼ばれる、最も流通している形状です。

